令和6(2024年)宅建試験の結果発表、合格率18.6%と高い理由
ちょっと報告が遅くなりましたが、令和6年(2024年)宅建合格できました。こんにちわ当社ホームページ担当者TAKAです。
昨年、令和5年の宅建が1点足らず(自己採点)不合格でしたが、無事合格できてホッとしてます。
今年の合格率が高い理由を私なりに考察しましたので解説します♪
2024年宅建試験の結果
ドキドキしながら令和6年11/26(火)宅建の合格発表の9:30を待ちました。
2024年宅建試験の結果
2024年度(令和6年度)の宅地建物取引士(宅建)試験の合格点は50点中37点、合格率は約18.6%でした。
- 申込者数:301,336 人
- 受験者数:241,436 人
- 受験率:80.1%
- 合格者数:44,992 人
- 一般受験者の合格率:17.8%
- 5問免除者の合格率:21.9%
- 合格者の平均年齢:35.9歳(前年度 35.6歳)
宅建試験の合格基準とは
毎年、同程度の合格率(15%~17%台)に調整されます。「35点以上なら合格」と基準が定められてません。
合格基準点の平均は約35点で、直近5年間に限って計算すると36点となります。そのため、合格には最低でも72%程度の正答率が必要になります。
結論は「5問免除者の合格者確保の為」
結論は「5問免除者の合格者確保の為」です。
近年コロナの影響での巣ごもりで資格試験がブームです。その中でも宅建試験が人気で、受験者が30万人を突破したことも人気を表しています。
宅建試験が人気で一般受験者のレベルが上がり合格率を15〜17%台に合格点を上げると、宅建業者の合格者(5問免除者)が確保できなくなるので、今回は合格率が18.6%と高かったのだと考察します。
合格率が18.6%高かった理由
一般受験者のレベルも上がり、それに合わせて今までどりに合格率を15〜17%台にする。
↓
毎年、5問免除者の合格率は21%台とあまり変わらない、宅建業者の合格者が減る。
↓
宅建業者が合格できず現場で重要事項説明、契約書の記名が出来なく困る。
↓
5問免除者の合格率を21%台にするために合格点を38点したいが37点に下げる。
↓
今年の合格率が18.6%となった。
合格者の方が宅建業に携わろうとは思えませんので、宅建業者を合格させるため、合格点37点に下げたことで合格率18.6%になったのだと思います。
5問免除者と一般受験者の合格率と差分
5問免除者と一般受験者の合格率と差分です。
・一般受験者の合格率:13.1〜17.8%
・5問免除者の合格率 :10.7〜26.6%
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で会場不足となり宅建士試験が10、12月と2回実施され、12月の合格率が低いのはその影響だと思われます。
合格率は一般受験者は年々合格率が上がり17.8%となる中、5問免除者21%台です。
この表からも一般受験者のレベルが上がっていることを読み取れます。
年度 | 一般受験者 | 5問免除者 | 差分 |
---|---|---|---|
(H20)2008年 | 14.8% | 22.6% | 7.8 |
(H21)2009年 | 15.9% | 26.6% | 10.7 |
(H22)2010年 | 14.2% | 19.7% | 5.5 |
(H23)2011年 | 15.4% | 19.3% | 3.9 |
(H24)2012年 | 15.4% | 22.6% | 7.2 |
(H25)2013年 | 13.9% | 21.0% | 7.1 |
(H26)2014年 | 15.6% | 24.9% | 9.3 |
(H27)2015年 | 14.1% | 20.2% | 6.1 |
(H28)2016年 | 14.1% | 20.0% | 5.9 |
(H29)2017年 | 14.3% | 19.9% | 5.6 |
(H30)2018年 | 14.1% | 20.6% | 6.5 |
(R元)2019年 | 15.1% | 22.9% | 7.8 |
(R2)2020年10月 | 16.9% | 19.6% | 2.7 |
(R2)2020年12月 | 13.1% | 10.7% | -2.4 |
(R3)2021年 | 16.9% | 21.3% | 4.4 |
(R4)2022年 | 16.9% | 17.3% | 0.4 |
(R5)2023年 | 15.3% | 24.1% | 8.8 |
(R6)2024年 | 17.8% | 21.9% | 4.1 |
まとめ
今年の合格率が高い理由を私なりに考察して解説しました。
結論は「5問免除者の合格者確保の為」です。
宅建業務は法改正があると規制、申請方法がが変わります。すると宅建試験に新しい問題が追加になり、今までの知識では解けない場合があります。
宅建試験は1年1年が真剣勝負です。無料で見れるYouTube等で勉強出来るので、受験者のレベルも年々上がっています。
私は1回目の試験ではゴールデンウィーク頃から勉強を始めましたが、初学者だったのでテキストを読んでもさっぱりでした。今回は自己採点で不合格だと分かった時点で民法から勉強始めて1年掛かり勉強して合格できました。
宅地建物取引士でなくても不動産営業はできますが、少数精鋭経営では「営業」「重要事項説明」「契約書に記名」と一人で仕事が完結できるので「宅地建物取引士」は重要な資格です。
以上となります。当社ホームページ担当者TAKAでしたm(_ _)m
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