賃貸管理不動産経営管理士講習を受けてきました

こんにちわ当社ホームページ担当のTAKAです。

2025年9月9日に令和7(2025年)年度 賃貸管理不動産経営管理士講習を受けてきました。

ちょっと遅くなりましたが報告します♪

ちゃんと講習を受けてきましたよ(^^)

賃貸不動産経営管理士とは

賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律において、賃貸住宅管理業務を行ううえで設置が義務付けられている「業務管理者」の要件とされ2021年に国家資格となりました

賃貸住宅管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家として、賃貸不動産の下記の管理を適切に行います。

賃貸不動産所有者の資産の有効活用
不動産に居住し利用する賃借人等の安全・安心を確保

といった非常に重要な役割を担っています。

主な役割と仕事内容

  • 賃貸住宅・関連設備の維持管理:建物や設備の定期的なメンテナンス、修繕対応。
  • 入居者のトラブル対応:入居者間の問題解決や苦情処理。
  • 家賃の収納業務や改定:家賃の徴収、滞納対応、市場調査に基づく家賃改定提案。
  • 入居者募集に関する提案:市場調査に基づいた適正な家賃設定、効果的な入居者募集方法の提案。
  • 特定賃貸借契約の重要事項説明:契約締結時における入居者への重要事項説明。
  • 長期修繕計画の策定などのオーナー提案:オーナーの資産価値向上と安定した収益確保のための提案。

賃貸不動産経営管理士と宅地建物取引士の違い

賃貸不動産経営管理士と宅地建物取引士は、不動産関連の資格ですが担当する業務範囲が異なります。

宅地建物取引士

  • 土地、建物売買仲介、入居者の募集や賃貸借契約の締結などが主な役割
  • 独占業務は3つ「重要事項の説明」「重要事項の説明書への記名」「契約書(37条書面)への記名」

賃貸不動産経営管理士

  • 入居後の設備の維持管理、入居者間のトラブル対応、家賃管理など、賃貸住宅の運用と管理を専門
  • 現時点で完全な独占業務はありません

資格取得の必要性

賃貸住宅管理法により、200戸以上の賃貸住宅を管理する事業者は、1事務所に1名以上の業務管理者を設置することが義務付けられています。賃貸不動産経営管理士の資格保有者は、この業務管理者の要件を満たします

業務管理者になるためには、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。

  1. 賃貸不動産経営管理士としての知識・能力があること
  2. 宅地建物取引士でさらに「賃貸住宅管理業務に関する実務講習」を受講し、指定講習を修了すること。

宅建士の指定講習(「宅建士ルート」)が廃止になる?

業務管理者制度における宅建士の指定講習(「宅建士ルート」)は、2026年5月に廃止予定が延長され、当面は継続されますが、将来的に変更される可能性があります

なので賃貸不動産経営管理士の資格が必要になります。

賃貸不動産経営管理士講習とは

賃貸不動産経営管理士の「5問免除講習」は、賃貸不動産管理業務に必要な知識と実務能力を高めるための講習です。

この講習を修了すると、賃貸不動産経営管理士試験の50問のうち5問が免除されるため、「5問免除講習」と呼ばれています。

講習概要

講習内容は、通常2週間の事前学習と、会場での1日(6.5時間)のスクーリング講習(講習と確認テスト)で構成されます。

メリット

試験時間120分で50問を解くところ、5問免除される45問を解けばよくなり、公式機関の発表では合格率が5.7%〜9.1%アップするとの事です。

下記が直近の合格率です。

直近年度の合格率

  • 令和6年度(2024年度):24.1%
  • 令和5年度(2023年度):27.7%
  • 令和4年度(2022年度):31.5%

YouTubeの【不動産大学2nd】 賃貸不動産経営管理士部by棚田行政書士でも受けるべきと言ってますので動画を貼り付けておきます。

出典:【不動産大学2nd】 賃貸不動産経営管理士部by棚田行政書士

講習の申込と実施団体

申込期間は会場ごとに異なります。

受講料

受講料は実施団体ごとに異なりますが、テキスト代を含め概ね22,000円前後です。

因みに私は22,550円でした。

受講要件

宅建士の5問免除と違い、誰でも受講可です。

学習内容・カリキュラム

事前学習は使用教材の全編を一通り学習のみで提出課題はありません当日の講義は映像で行います。

もちろんですが遅刻、途中退出・早退等は一切認められず、受講修了証が渡してもらえません

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時間内容・カリキュラム
8:50~受付開始
9:00~9:10ガイダンス
9:10~10:50(100 分)賃貸住宅管理総論
賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律
11:00~12:20(80 分)契約の基礎知識、管理受託契約
賃貸借契約
12:20~13:20昼食
13:20~14:50(90 分)金銭の管理
賃貸住宅の維持保全
15:00~16:20(80 分)管理業務の実施(管理実務)
管理業務の実施(賃貸業への支援業務)
16:30~17:00(30 分)賃貸不動産経営管理士
17:10~17:30確認テスト・修了証交付・ガイダンス

持ち物

特に注意したいのが「受験票の写真の貼付け忘れ」と「教材のテキスト忘れ」です。

忘れると講義を受けられません

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確認テスト

映像講習の終了後、確認テストを行います。

出題範囲は、事前学習・講習にて学習した内容で出題形式は全 10 問 〇☓式です。

確認テストの結果は修了証交付に影響ありません。因みに私は10問中9問正解でした^^;

修了証交付

当日、修了証を渡してもらえます。私も無事修了証をいただけました。

本年度講習の修了者は、令和 7 年 11 月 16 日(日)の賃貸不動産経営管理士試験を受験する際、一定の知識を習得した者の証しとして、出題 50 問のうち 5 問が免除されます(修了年度より 2 年間有効)。

※試験において、問 46~問 50 の 5 問が免除となります

まとめ

以上が賃貸管理不動産経営管理士講習の報告です。

約8時間拘束されるのでキツイし講義は眠くなります。確認テストの結果が修了証交付に影響がないので余計に眠くなりました。

1年に1回しかない試験で1点差で不合格になったら来年の試験までモチベーションが維持できません。

なので受講料が22,550円と高いですが合格率が上がり誰でも受講できるので受けるべきだと思います。

良い報告ができるように11月16日の本試験まで気合を入れてがんばりまーす。

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